内服抗真菌薬における副作用

水虫といえば足の裏や指の間に、症状が出る皮膚病というイメージが定着していますが、実は色々な場所で発症します。
頭や手などの他に、爪も水虫になるのです。
水虫を引き起こす白癬菌は、皮膚や爪に含まれるタンパク質、「ケラチン」をエサとしています。
爪にもケラチンが含まれているので、白癬菌が感染してしまうケースがあるのです。
硬い爪ですが白癬菌は自ら、ケラチンを溶かす酵素を出し、爪を溶かしながら感染していきます。
爪水虫になってしまうと、爪が白く濁ったり、ポロポロと崩れるのはその為です。

皮膚に白癬菌が感染した場合は、外用薬で治療を行いますが、爪は硬く有効成分が浸透しません。
そこで、抗真菌成分を含んだ内服薬で、爪水虫は治療します。
内服薬であれば体の中から、抗真菌成分を取り込む事ができるので、硬い爪にもしっかり作用するのです。
爪水虫は完治するまでに時間がかかりますが、根気よく治療を行う事で白癬菌の退治が可能です。
ただし、抗真菌薬を含んだ内服薬は医薬品ですので、副作用がつきものです。
服用した事で胃の不快感や吐き気、腹痛や下痢といった胃腸の副作用が現れるケースがあります。
また、湿疹やかゆみといった皮膚に起こる副作用も報告されています。

この他に稀ではありますが重篤な副作用も報告されているので、服用する際は注意しましょう。
重い副作用としては肝機能障害や黄疸、発熱や頭痛、めまいにむくみ、疲労感や血圧低下が挙げられます。
特に肝機能障害は重い症状を引き起こす為、内服薬を続けて服用するという場合は、こまめに血液検査を行い、肝臓の機能に異常がないかチェックする事がおすすめです。

服用して、このような症状が現れた場合は、一旦飲むのを中止し医師に速やかに相談しましょう。

外用抗真菌薬における副作用

真菌感染症としてよく知られているものには白癬菌に対する感染症である水虫や、カンジダ菌に対する感染症であるカンジダ症などがあります。こういった感染症は皮膚における感染であることが多いため、外用抗真菌薬の使用によって治療を行っていくのが現在の主流な治療法となっています。殺菌性があって有効性の高い治療薬が開発されてきたことによってこういった真菌感染症は完治できるようになっているのが現状ですが、その完治のためには根気が必要なのが事実です。少しでも真菌が患部に残っていると再発してしまう可能性が否めないからであり、症状がなくなってからも長期間にわたって外用抗真菌薬を使用し続けなければならないからです。長期間の使用となると多くの人が気にかけるようになるのが薬の副作用であり、抗真菌薬を使用し続けることによって危険な状況になってしまわないかが懸念されるようになります。多くの医薬品においてはそういった懸念が必要なのは事実ですが、抗真菌薬の場合にはその安全性について高い信頼性があります。真菌に独特のプロセスを阻害することによってその薬理作用が発揮されているからであり、長期間にわたって使用を続けてもそれほど重篤な副作用が発生することはありません。それに加えて、外用薬であることから全身に渡る副作用が生じることは極めて稀であるという特徴があります。体質として合わなかった際にアレルギー症状を起こしたり、皮膚に炎症ができてしまったりすることはありますが、体質に合った抗真菌薬に変更することによってその副作用もなくしていくことができるのが一般的です。その安全性の高さから薬局でも購入できるようになっているのが外用抗真菌薬の特徴です。